古市幼稚園
春です。園内のビオトープには、いろいろな生き物たちが集まっています。
オタマジャクシや背中に卵をのせているコオイムシ、トンボの赤ちゃんのヤゴなどなど。
子どもたちは大騒ぎです。ゼリーのカップやバケツ、長いスコップを使って捕まえようとします。
すると、何やらしっぽのある生き物を捕まえました。
「なんだ?この生き物?」
「どれどれ?」みんな興味津々です。
「ヤモリじゃない?」
「え、これイモリじゃないの?」
「トカゲに似てるよ、トカゲかな」
図鑑で調べてみると、似たような形の生き物が何種類も載っています。
「どれかな~」
「あ、これじゃない?だってほら、お腹が赤いよ」
「ほんとだ、よく似ているね」
お腹が赤かったことで「アカハライモリ」
だということがわかりました。
「『ヤモリ』と『イモリ』の違いも知りたい!」と子どもたちが調べた結果、『イモリはカエルの仲間(両生類)で泳ぐことが得意』『ヤモリはカメやトカゲの仲間(爬虫類)で壁を登ることが得意』ということがわかりました。
・ 捕まえたイモリをみて色々な発見があります。
「指がある~!ちっちゃーい!」
「目がとってもかわいいよ」
「同じアカハライモリでも、しっぽの形はギザギザとかまっすぐとかあるよ」
「お腹の模様もみんな違うよ」
「しっぽはプニプニしていてグミみたい」
何回も捕まえたり逃がしたりしている中で気づ くこともあります。
「そーっとしないと逃げられてしまう」
「底をさわると水がにごってしまう」
「影がうつると逃げてしまうよ」
「(あわが)ぶくぶくってなったら、なんか(生き物が)おるで」
イモリが苦手なお友達も、捕まえるお友達の様子をみて、興味をもったり、ちょっと触れるようになったりしました!
みんなでイモリの絵を描いてみました。
「カラフルイモリ」「にじいろイモリ」「イロイロイモリ」など、いろいろなイモリを描いて楽しむ子どもたちでした。
5歳児さんになると、「これなんだろう?」と不思議に思ったことは、「もっと知りたい!」と図鑑や絵本で調べてみようとすることが多いですね。この冊子にも「アカハライモリ」や「コオイムシ」などの身近な生き物や「ホタルブクロ」などのよく見かける花もたくさん載っています♡ぜひ一度ご覧ください